可愛い可愛いぬいにけも耳を生やしたらもっと可愛くなるんじゃない!?と思い、勢いでねこ耳を作ってみました。
あら可愛い!
みんな軽率にけも耳を生やしたらいいんじゃないかな?と思ったので、型紙と作り方を共有したいと思います。
けも耳には主に2パターンあります。
- 実際にけも耳が生えている(けも化)
- けも耳のカチューシャを装着している(人間のまま)
今回は実際にけも耳が生えているタイプを作りたかったので、このように耳だけが付いているシンプルなものに。
16cm程度のプライズぬいぐるみをモデルに作り方を解説しています。
大小2種類のサイズの型紙を用意しているので、その他いろんなサイズのぬいが着用できるかと思います。こちらのぬいはコスチュームマスコット(身長約13~14cm)。右の子がねこ耳(大)、真ん中と左の子はねこ耳(小)を着用しています。
着用例はこちら。横や後ろ姿も載せています。
材料はフェルトとゴムのみ。100均でも揃います。
制作時間は30分程度。手縫いでも作れるので、ぜひ作ってみてくださいね。
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ぬい用ねこ耳の材料
- フェルト(耳の外側):縦10cm×横15cm
- フェルト(耳の内側):縦10cm×横15cm
- ゴム紐:40cm程度(ぬいの頭囲に応じて変動)
フェルトはウォッシャブルフェルトを使用。普通のフェルトでも作れますが、ウォッシャブルフェルトは洗濯ができて縮みにくく、しわができにくい加工がされています。
こちらは100円均一ショップで購入した洗えるフェルト。アソートタイプは少量使いたい時に便利ですね。
フェルトは生地の材質上毛玉や毛羽立ちができやすいのですが、手芸店のウォッシャブルフェルトは毛玉や毛羽立ちが控えめに感じます。
ゴムはセリアで購入したクラフトゴム紐を使用しました。今回は「ねこ耳が直接生えている」コンセプトのため、ゴムがなるべく目立たないように髪色と同系色にしました。
ぬいの髪色に合わせて、なるべく細めのゴム紐にすると目立ちにくいかと思います。
ぬい用ねこ耳の型紙
内側の線が出来上がり線、外側の線が縫い代です。縫い代は1cmです。
プリンターを【実際のサイズで印刷】等の設定にして、拡大・縮小せずにA4で印刷します。
コンビニのプリンターを利用する場合は、セブンイレブンのコピー機だと縮小せずにプリントできます。その他のコンビニのプリンターだと、少し縮小して印刷されることがあります。
型紙に5cmのスケールを記載しているので、縮小せずに印刷できているかの目安にしてくださいね。
- 型紙の二次配布は禁止です。
- 当ブログに掲載しているぬいぐるみ服の型紙・作り方を元にした作品の販売は禁止です。
ぬい用ねこ耳の作り方
片耳を作る
①生地を型紙通りに裁断する
ねこ耳(大)の型紙を使用しています。耳の外側2枚、内側2枚、ゴム紐を裁断します。
②ゴム紐の長さを測る
ぬいの頭周りにゴム紐を沿わせて、長さを調節します。ゴム紐は目立ちにくいように首の後ろ側を通るようにしています。
軽く締め付けるくらいの長さでゴム紐を結び、端は短く切り揃えます。このぬいの場合は、ゴム紐の長さは32cmでした。
③耳の底面を縫う
耳の底面を縫います。返し口は負荷がかかるため、2~3回返し縫いをしておきます。
今回は解説のため少しずつ縫っていますが、実際に縫うときはミシンから離さずに続けて縫って大丈夫です
④ゴム紐をフェルトの間に挟み、ゴム紐を跨ぐようにして縫う
ゴム紐をフェルトの間に挟みます。ゴム紐を一緒に縫わないようにすることで、完成したねこ耳の位置を変えることができます。ゴム紐が縫い目の間に入るように、ゴム紐を耳の底面側に軽く引っ張りながら縫います。
ミシンの場合は縫い目の間隔を広く取り、プーリーを手回しして縫うのがおすすめです。ゴム紐は少し硬いので、縫いそうになったときに手の感覚でわかるかと思います
また、ゴム紐をまたぐように針を落とした後で一旦落とし金を上げてゴム紐を引っ張ってみて、ゴム紐を一緒に縫っていないか確認します
⑤耳をぐるりと縫い、反対側の底面の一歩手前で縫い止める
解説のために一旦返し縫いしていますが、実際に縫う際は返し縫いせずそのまま縫い進めます。
⑥ゴム紐を挟み、縫い目の間を通るように縫う
④と同様にフェルトの間にゴム紐を挟みます。この時、ゴムの結び目がフェルトの外側に来るようにします。
ゴム紐を縫わないように耳の頂点方向に軽く引っ張りながら縫い進めます。そのまま返し口まで縫い、2~3度返し縫いをして糸を切ります。
⑦フェルトの角を落とす
フェルトの角を落とします。ひっくり返した時に角が綺麗に出ます。
フェルトを2枚重ねてはさみを入れるとゴム紐を切ってしまう恐れがあるので、一枚ずつ切ることをおすすめします。両サイドも縫い代5mm程度に切りました。返し口がある辺は縫い代1cmのままです。
⑧表に返す
返し口から表に返します。ピンセットや目打ち等で角を出します。
⑨返し口をコの字で綴じる
返し口をコの字綴じします。
綴じました。
耳の内側を凹ませます。内側の真ん中辺りを写真のように寄せるように針を通します。
こんなかんじで少し糸が通っています。
糸をきゅっと引っ張って耳のような形にします。2~3回糸を往復させて玉留めします。
片耳完成です。
もう片方の耳を作る
①もう片方の耳を作る
同様に残りの耳を作ります。ゴムを通す時に、フェルトの内側から出たゴムの先に完成した耳が来るようにします。
耳の向きに注意!管理人は間違えて3回もやり直しました。耳の向きとゴムの配置は写真の通りです。
②縫い代をカットする
サイドの縫い代を5mm程度にカットし、角を落とします。返し口側の縫い代は1cmのままです。
③表に返す
返し口から表に返します。耳の向きが合っているとほっとします…
返し口を綴じ、真ん中をつまんで寄せます。
形を整えて完全です!
ぬい用ねこ耳の完成!着用例
ぬい用ねこ耳の完成です。
早速着用してもらいます。正面から。
斜めから
後ろ姿
細いゴム紐なのでそれほど目立たずに着用できます。
黒のベロア生地と白のボア生地でも作ってみました。
フェルトで作った耳もふんわりしていますが、ベロア×ボアで作った耳はボリューミーでふわふわ厚みがあって可愛いです。
後ろ姿。しっぽも着けてほしくなりますね…
14cm程度のコスマスには小さめな耳も似合います。左の子と真ん中の子にはねこ耳(小)を、右の子にはねこ耳(大)を着けてもらいました。フェルト製です。
左からねこ耳(小)、(小)、(大)。
ゴム紐は20cm。プライズぬいよりも薄い体つきなので、外れにくいようにゴム紐を耳にかけてもらっています。
後ろ姿も可愛いです。
いろんなサイズでその子に合った耳を作るととっても楽しいです。
以上、ぬい用ねこ耳の型紙と作り方でした。
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